チキショー、画像見つからず。

『時をかける少女』〈新装版〉　　著：筒井　康隆　　角川文庫より

すいません。画像ゲットできませんでした。

～感想～
コレも号泣でしたｗｗ
文庫本じたい薄い物なんですが、その半分が『時をかける少女』の物語で、後の半分は短編小説がはいっています。
理科実験室の準備室であった不思議なことをキッカケにテレポーテーション（身体移動）とタイム・リープ（時間跳躍）ができるようになった和子。その事件をキッカケに自覚できた恋が切なく書かれています。
最後のシーンでは主人公・和子は約束をするのですが、その約束も切なくて・・・。
　映画版があって、この前ＤＶＤを借りてみたんですが、やっぱり・・・
号泣ｗｗｗ。
どっちかと言うと、映画版のほうがオススメです。タイム・リープを上手く利用した、ハラハラドキドキ感が味わえると思います。そして、小説を読んでから映画を読むのがオススメです。

泣けるぜ！コンチクショー！

つーワケで前々から話していた、『泣ける小説』を紹介したいと思います！

『オルゴール』　　著：中園　直樹　　幻冬舎より


～感想～
これは本当に何度読んでも泣ける。
１回目はただただ悲しくて泣いて、２回目からは主人公の想いなんかが伝わってくるようになって泣ける。
こんなに最後、号泣して読んだ本はありません。ティッシュがないと読めませんよ。まじで。
だから、クライマックスあたりは公共の場で読まないほうが良いと思います。一人自分の部屋で静にゆっくりしながら読んだほうが、この本をより良く楽しめます。
　主人公の名前はわからず『ぼく』としか出てきていません。ですが、主人公が出会った『吉田君』のバックボーンは思ったより悲しいものだったり。
ちょっと、読んでいる最中はいじめのシーンがあるのでツライかもしれませんが、読んでいくうちに本当に『いじめ』ってどういうことなんだろう、って考えることが出来るようになります。
　ハードカバー版と文庫本版があるのですが、文庫本のいほうが安く手に入るのでもし、興味のある方は文庫本をお求めになったほうが良いかと思います。文庫本は本当にうすーいですからね。しっかり読めます。
　思いっきり小説で泣いてみたい方はどうぞ、読んでみてください！

小説パート２

前回の続き。『ココロモヨウ』始まります

　　「おい、女！」
怪我をした兵隊が、叫んでいる。
「何してる！早く逃げろ！」
そんな声も、女には届かないようだ。
「っち・・・おいっ!!　はやっ・・・！」
女へソピア国の兵隊が向かってくる。
それを見た兵隊は、そそくさと逃げ出した。
だが、女は・・・・・・
「私一人で十分だ」
足元へ打ち込まれる銃弾をもろともせず、女は敵兵の海へと突っ込んで行った。
「はあああああああああああああああああっ!!!!」
敵兵の海は、どんどんと崩れてゆく。
十五分もしないうちに、兵は居なくなっていた。大半は彼女によって倒されたか、自分の城へと逃げ帰っていった。
「はぁっ・・・・はぁっ・・・・はぁ・・・・」
体のあちこちに、血がついていた。自分のじゃない。殺した相手の血だ。
「っつ・・・・・っぅう」
激しい吐き気が、彼女を襲った。
戦場へ行くと、『殺さないと、殺される』と、本能が体へ伝えてくる。その伝わった情報により、体は言う事を聞かなくなるのだ。一度持った刀は、治まるまで動き続ける。
　だが、世界一の女剣士とうたわれた自分として、国王じきじきに命令された自分として、戦うことはやめられなかった。
休むたび、自分は正気に戻る。そんな時、戦っていた自分がとてつもなく恐ろしく感じる。
何故、こうも刀を人へ向けられるのか、不思議でならなかった。・・・・・いや、本当はわかっていたのかもしれない。
刀を振るうワケ。簡単だ。自分の命が惜しいだけなんだ。ただそれだけで、人をあやめることが出来るのだ。他人と、自分を天秤にかけたとき、よほどの事がない限り自分のほうに傾くに決まっているんだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　続く。

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小説 『ココロモヨウⅠ』

前、少しもらしていた小説を書きたいと思います。
できれば、見てくださった方、コメントで感想のほどよろしくお願いします。
ではでは、始まります。

　それは昔。
そう、確か七年前。

　ある世界に『ソピア国』と、我が祖国である『トイン国』があった。
その二国はいわゆる『犬猿の仲』と言うやつで、先祖代々何かあるたびに争いになっていた。
そんな、何回目か争いの時。とうとう戦争に発展した。
その戦争は、過去最大で最悪な『狂気の走る戦争』と呼ばれるようになった。
ソピア国は面積も広く、植民地も多く持っていた為植民地から兵を狩り出し、大勢の兵隊が出兵した。それに対し、トイン国は面積も狭く、植民地は持っていないに等しかった。さらに、人口は少なく、その大半が子どもや女性、老人ばかりだった。
そうなると、必然的にトイン国は追いつめられることとなった。戦争末期には、戦争への出兵を免除されていた国の重鎮までが、戦争へ送り出された。
だが、そうした対策も皆無に近かった。
そしてある時。
この史上最悪の戦争を終らせるものが現れた。
そのものは・・・・
だが、ココで考えてもらいたい。
　今、トイン国は男は出兵をしてほとんどいない。
力のない子どもでは戦力にならない、子どもが居なくなればこれからのトイン国の未来はなくなる。
老人は知恵はあるだろうが、子ども同様、戦力にならない。それどころか、戦場へ行く前にお陀仏になるかもしれない。
・・・・・となると、女だ。
たった一人の女性が、戦場へと現れた。


　　　　　　　　　　　　続く。

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