「で、委員会委員の決め方は、入学初のテストの合計点で決まる。そして、委員会へ入るのは500点満点中半分以上の者のみ。そして、上位4人がこの生徒会に入る」
「え・・・・・じゃあ、皆さん何点なんですか」
「オレは、498点。副会長は496点。会計と書記486点」
「・・・・ぅぉ・・・・・・」
麻美はあまりの高得点に驚き、少し茶のみを落としそうになった。
すると、静に裕也が腰をイスから浮かした。
「なお、委員会活動時間は学校へ入ってから最終下校のチャイムまで。委員会活動時間は委員会所属の者には委員会の階級で呼ぶこと」
― あぁ、通りで名前を呼ばないんだ・・・・―
裕也は窓から外をのぞきながら、淡々と話す。
「生徒会委員の点数と普通委員会委員の点数とはだいぶ差があってね、そこで問題が起きた。君、麻美さんのことだ」
「え?」
「君は生徒会がわに限りなく近い点数だ。普通委員会においとくのはもったいないのだ。そして、普通委員会には物騒なヤツがたくさんいる。例えば―――」
裕也は静に、ペン立てからはさみを取り出すと
シュツ――――。
「え」
ガンッ
はさみは勢いよくドアに突き刺さった。
その後には足音が聞こえる。
「誰かいたの?」
「ほら、貴重な転入生がどんなやつか偵察にきてやがった」
岳浩が少し困ったようにドアからはさみを引き抜いた。
「会長・・・・ドアが痛みます・・・」
「あぁ、すまん・・・・・・で、君、生徒会に入ってもらうことにしたよ。まぁ、生徒会委員と知られれば危険な身になるかもしれないから、他の者に言わないでくれ。委員会所属のものはほとんど男だ。」
「あ、でも。生徒会活動とかはどうしたら?」
「それは、呼ぶときだけ来てくれればいい。まぁ、客のお茶だしくらいだから気にするな」
―――お茶だしのためだけに呼ばれるのか・・・・・・
会長は、湯のみを机へ静に置いた。
何故、彼はこうも静かな瞳をしているのだろう。
「寮も委員会で分かれているが、流石に生徒会面々と同じ寮で女一人って言うのもいやだろうから、無所属の寮をとってある」
「あ、ありがとうございます」
キーンコーンカーンコーン
「さ、委員会活動はおわりだ。麻美さん、今日は寮まで案内するよ。少しここから離れていてね」
「裕也くん、先にしつれいするね」
「あぁ、岳ちゃんドアのことよろしくね」
岳浩は静にキズのいったドアから出て行った。
・・・・・・・岳ちゃんか・・・・。
「裕也ーちょいと、よるトコあっから先行くー」
「ああ、どーぞ」
莉季と尚も出て行った。
「さ、麻美さんオレ達も行くよ」
「あ、はい!」
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ちなみに、白虎←ビャッコって読みます。
いろいろ語ったっちゃいますよーん
*ASIAN KANG-FU GENERATION*
*BUMP OF CHICKEN*
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*有川 浩*
*CLAMP*
*高山 しのぶ*
*naked ape*
*松本 大洋*
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*すんごい優しい人*
*大切な友達*
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*尊敬できる絵の上手い友達*
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■□以上ノ人ゼンブ神□■
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